山梨県立美術館で、
ルネサンスの巨匠ミケランジェロ展を見ました。
日本初公開の素描、スケッチ、書簡、
建築図面は、どれも、
ミケランジェロの息づかいが、
今にも伝わってきそうな作品でした。
学生の頃、西洋建築史の中で、
彫刻家や画家としてではなく、
建築家としてのミケランジェロについて、
学んだ(はず?)のですが、
神ともたたえられる芸術家、
偉大なる建築家としてのミケランジェロを、
強く意識したのはしたのは、竣工後間もない、
つくばセンタービル(1983年竣工、設計は磯崎新)を、
見学した時でした。
ポストモダン建築の代表作といわれるこの作品には、
ミケランジェロのカンピドリオ広場を引用した
フォーラム(広場)を中心に建物が配置されています。
今回の展示には、カンピドリオ広場の、
ミケランジェロによる作品はありませんでしたが、
サン・ピエトロ大聖堂など、代表作品の、
手書き建築図面を見る事ができて、
とても感動しました。